numの野球・サッカーのルール解説

野球やサッカーの観戦をしていて、ルールが分からず「今のはなんでこういう判定なの?」と疑問に思うようなプレーに、競技規則から判定の理由についてアプローチします。

サッカーのルール

【J1神戸vs広島】PKは正しかったのか?スロー映像だけで判断してはいけない理由

2026年3月27日、J1 ヴィッセル神戸vsサンフレッチェ広島戦の80分、神戸DFジエゴがペナルティエリア内でGK大内と接触し、PKを獲得。VARによる確認を経ても判定は覆りませんでした。 試合後、SNSではこの判定に対する批判が相次ぎました。この記事では、なぜこ…

DOGSO(決定的な得点機会の阻止)とは何か|一発退場になる4要件とSPAとの違い

サッカーの反則の中でも、試合の行方を大きく左右するのが DOGSO(決定的な得点機会の阻止) と SPA(大きなチャンスとなる攻撃の妨害) の判定です。 両者は似ているようで、適用されるカードの色も、反則後の扱いも大きく異なります。特にDOGSOは、4つの要…

なぜPKがやり直しに?偶発的ダブルタッチの新ルールを解説【2026/27競技規則改正】

2026年2月28日、国際サッカー評議会(IFAB)は第140回年次総会において、サッカー競技規則2026/27の改正を承認しました。 今回の改正では、PKを蹴った際に起こる「偶発的なダブルタッチ」について、意図的なダブルタッチと明確に区別して扱うことが定められ…

【サッカー】VAR(ビデオアシスタントレフェリー)制度を正しく理解しよう!

2020シーズンから明治安田生命J1リーグに導入(2020シーズンは第1節のみで、第2節以降は見合わせ。2021シーズンから再導入)されたVAR制度について、理解を深めるためにまとめました。 2026/27競技規則改正でVARの介入対象にいくつか変更があったため、本記…

VARはどこまで介入できる?警告2枚目・人違い・CK判定の新ルール【2026/27競技規則改正】

2026年2月28日、国際サッカー評議会(IFAB)は第140回年次総会において、サッカー競技規則2026/27の改正を承認しました。今回の改正では、VARが介入できる場面として、「誤った2枚目の警告による退場」と「誤ったチームへのカード提示」の2つが介入対象にな…

スローイン5秒ルールとは?なぜ相手ボールに?ゴールキックがコーナーキックになる理由【2026/27競技規則改正】

2026年2月28日、国際サッカー評議会(IFAB)は第140回年次総会において、サッカー競技規則2026/27の改正を承認しました。今回の改正では、昨シーズン(2025/26)に導入されたゴールキーパーの8秒ルールに続き、スローインとゴールキックにも時間制限の仕組み…

なぜ交代選手が入れない? サッカー交代の10秒ルールを解説【2026/27競技規則改正】

交代ボードが出て、交代する選手もピッチの外に出たのに、入るはずの選手を入れてもらえず試合再開……? しかも、選手を入れてもらえる気配もない……?10人で戦えということ?! サッカー競技規則2026/27の改正により、そういうことがルール上起こりうることと…

サッカー競技規則2026/27改正まとめ——交代に10秒制限、スローイン・ゴールキックに5秒カウント!W杯・Jリーグから適用

2026年2月28日、国際サッカー評議会(IFAB)は第140回年次総会(ウェールズ・ヘンソル開催)において、サッカー競技規則2026/27の改正を承認しました。 今回の改正は「試合のテンポ向上と時間浪費行為の削減」を主な目的としており、交代手続きへの時間制限…

退場でもおかしくない2つの足裏タックル──長崎vsC大阪とFC東京vs柏を比較解説

今回は、長崎vsC大阪の22:19、FC東京vs柏戦の48:39の事象について取り上げます。 どちらも足裏が入る危険なスライディングで、退場になってもおかしくないと話題になった場面です。 今回は、中継で流れたリプレイ映像を基に、退場としなくてよかったのかどう…

東京Vvs町田(79:14)とG大阪vs名古屋(25:59)はなぜ判定が違った?2つのOFRを徹底比較

これはゴールが認められ、こっちはゴールが認められない? J1百年構想リーグ第3節の東京ヴェルディvsFC町田ゼルビア戦 79:14の事象と、同じく第2節ガンバ大阪vs名古屋グランパス戦 25:59の事象では、どちらもゴールが決まった後にオンフィールドレビューが…

VARは正しい。でも長すぎる|清水vs京都・FC東京vs浦和「10分・8分チェック」はなぜ起きたのか

いくらなんでも時間かけすぎ。…というのが率直な私の感想です。 ただし、この長すぎるVARチェックは、確かにビデオオペレーションルームの段取りにも反省点はあるでしょうが、VAR制度的に考えて致し方なかったという側面もあったように感じます。 2026年2月1…

「誤審か?」より大事な話──興國vs東福岡オフサイド判定を冷静に考える

興國 vs 東福岡戦のオフサイド判定を巡って、多くの議論が起きている。しかし、その多くは“本来の論点”とは少し違う場所で語られているように見える。結論から言えば、この場面は競技規則上オフサイドであり、ノーゴールとすべきだった。ただし、SNSで広がっ…

疑惑の判定?なぜオフサイドは見逃されたのか 興國vs東福岡

全国高校サッカー2回戦 興國vs東福岡戦の同点ゴールとなったシーンを振り返ります。 オフサイド見逃しに対して厳しい批評がありますが、なぜオフサイドに気づけなかったのかについて考察します。

これはハンド?これはなぜノーハンド?その違いとは

今回は、2025年10月4日、明治安田J1リーグ第33節 浦和vs神戸戦の、ハンドの判定に関する2つの事象を取り上げます。浦和vs神戸戦って、やっぱり何かが起こる試合なんでしょうか。

VARは介入すべきだったのか?岡山vs名古屋“幻の同点弾”を映像で検証

今回は、2025年9月13日、明治安田J1リーグ第29節 岡山vs名古屋戦の90+4分57秒のシーンを取り上げます。 すでにいろいろな方が解説をされていますが、私は中継映像を見ていて「VAR制度について改めておさらいするのによいシーン」だと感じたので、ピックアッ…

クラブワールドカップで適用の、サッカー競技規則2025/26改正ルールを確認しよう

今日から始まったFIFA クラブワールドカップ2025では、サッカー競技規則2025/26が適用されます。既に発表されている内容ですが、実際に試合で適用されているのを見ると改めて気づくこともあるかと思います。 今回は、開幕戦であるアルアハリvsインテル・マイ…

浦和の2点目にオフサイドやハンドの反則はなかったのか 浦和vsFC東京

今回は、2025年5月17日の明治安田J1リーグ第17節 浦和vsFC東京 80分のシーンを取り上げます。VARによるチェックは2回に分けて介入し、合計8分に及びましたが、最終的には松本のゴールとなりました。非常に難しい判定となったこのゴールを振り返ります。

サッカー競技規則2025/26改正、ゴールキーパーに8秒ルールが適用される!

2025年3月1日、国際サッカー評議会(IFAB)は、サッカー競技規則2025/26の改正を承認しました。これにより、これまでゴールキーパーが6秒以上手でボールを保持した場合に相手に間接フリーキックが与えられる「6秒ルール」について、制限時間が8秒となる一方…

非常に難しいオフサイドの判定!VARはどうして介入したのか?

ジェバリの放ったループシュートのスーパーゴールは、残念ながらオフサイドで取り消しに。 「どこがオフサイドなの?」 「納得できません!」 「ルール上オフサイドなのは分かるが、ルールが理不尽じゃないか?」 など、いろいろな意見が飛び交うこの判定に…

脳震盪による交代があったとき、相手チームの交代枠は?

できれば起こってほしくないことですが、接触プレーがつきもののサッカーでは、脳震盪によりプレー続行が困難になることがあります。 2024/25の競技規則改正で「脳震盪の疑いによる交代ルール」が導入され、このブログでも2024年6月に一度このルールについて…

主審にボールが当たったらドロップボール?それともやっぱり審判は石ころ?

今回は、X(旧Twitter)上で話題となった、2025年4月19日のJR東日本カップ2025 第4節 筑波大学vs桐蔭横浜大学戦 のシーンを取り上げます。 主審にボールが当たったら、その後はどうなる? 審判は石ころではないという理解が進んだ(?)一方、審判にボールが当た…

手に当たっているけどノーハンド 2025 J1リーグ 京都vs広島

今回は2025年3月29日、明治安田J1リーグ第7節 京都vs広島50分のシーンを取り上げます。 ペナルティーエリア内で守備側競技者の手にボールが触れましたが判定はノーハンド。それがなぜなのかについて解説します。ハンドの反則の見極めは、本当に難しいです。

珍しいケースのオフサイドライン。なぜここなのか分かりますか?

今回は2025年3月16日、明治安田J1リーグ第6節、広島vs柏37分のシーンを取り上げます。 VARオンリーレビューの結果、判定はオフサイドとなりましたが、オフサイドラインを示す青い線の位置が気になった人が多いようなので解説します。

パッと見ただけでは難しい!どうしてオフサイド?-ACLE 上海申花vs川崎F

今回は2025年3月5日、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)決勝トーナメント1回戦第1戦、上海申花vs川崎F33分のシーンを取り上げます。 パッと見ただけでは、どうしてオフサイドなのか分かりづらいこのシーンについて、オフサイドの判定なのにオ…

相手のチャンスを潰したのになぜノーカード?これはDOGSO?SPA?

今回は2025年3月2日、明治安田J1リーグ第4節、広島vs横浜FC63分のシーンを取り上げます。 相手のチャンスをファウルで潰す、タクティカルファウルと呼ばれる事象に関して、カードが出る基準について考えます。

VARはどこまでさかのぼれるのか?APPとは?

今回は2025年2月22日、明治安田J1リーグ第2節、名古屋vs神戸81分のシーンを取り上げます。 連続で神戸戦をピックアップしていますが、たまたま私が気になったシーンが神戸戦にあっただけのことで、ヴィッセル神戸には何の恨みもありません。 VARがプレーをさ…

神戸vs浦和、ハンドでノーゴールはなぜ?

今回は2025年2月15日、明治安田J1リーグ第1節、神戸vs浦和81分のシーンを取り上げます。 ゴールはどういうときに認められるのか、ハンドはどういう時に判定されるのかについて解説します。 浦和サポーターである私が、ひいき目ぬきで、審判目線でDAZNの映像…

ファウルスローってなに?やったらどうなる?

サッカーの試合中、スローインをした瞬間突然副審の旗が上がって左右に振られ、主審が「ピーッ!」とホイッスル。 そうです、ファウルスローの判定です。 笛が吹かれると思っていない突然のタイミングなので、何が起こったのかとびっくりする人も多いことで…

【図解】PK戦のルール完全ガイド|立ち位置・反則・人数調整を整理

サッカーの試合で決着がつかないとき、最後に行われるのがPK戦(ペナルティーシュートアウト)です。試合中のPKとは異なり、PK戦には立ち位置や人数調整、やり直しの条件など、競技規則に基づいた独自の手続きが定められています。 「何人で蹴るのか」「ゴー…

サッカー競技規則2024/25改正、PKのルールはこう変わった!

日本サッカー協会は、2024年5月23日、サッカー競技規則2024/25の改正について通達しました。 サッカー競技規則2024/25でのPKルールの変更点は次の2点です。 PK時のボールの置く位置 キッカーがボールを蹴る前に他の選手がペナルティーエリアに侵入した場合の…